カサ・ベナサル ゲヴュルツトラミネール/モスカテル 2021

【ピタッとピースがハマる。2種類のブドウが生み出す素晴らしい調和】 第一印象はマスカット！そこにライチや、蜜のつまったリンゴ。 果汁をその場で嗅いでいるようなそんなイメージです。ジャスミンのような花のアロマも感じられます。

ゲヴュルツトラミネールという品種は、アルコールが高く、酸度の低いワインができやすいですが、そこに軽やかで爽やかなマスカット（モスカテル）種がブレンドされることで、フルーティで軽快、香りに溢れたワインになっています。

飲んでいてとても心地よいワイン。素晴らしい組み合わせだと感じます！

▼こんなところにゲヴュルツトラミネール！？ このワインは、スペインの南西部、地中海沿岸のバレンシア地方で作られています。 実は、こんなところでゲヴュルツトラミネール（以下、ゲヴュルツ）というブドウが作られているのは、とても珍しいのです。 基本的には、ドイツや、フランス・アルザス地方など冷涼な土地に適しています。 このゲヴュルツ、現在のオーナー、カルロス・ラソ・ガルビ氏のお祖父様が、ドイツの友人から譲り受けて植えたものだそうです。

▼ 祖父から3代、家族の想いをつなぐ お祖父様が畑をはじめ、お母親がワイン作りをはじめ、そして3代目のカルロス・ラソ・ガルビ氏が、ワイナリーを本格的な仕事にしました。 ガルビ氏はプリオラート（スペインの有名・人気産地）の醸造家との交流から、品質の高いワイン造りのヒントを得て、栽培や醸造に活かしています。 伝統的な農法を大切に考え、畑では有機栽培を実践。家族の想いを大切に受け継いでいます。