MCC ブリュット ブラン・ド・ブラン 2015

長期熟成を経た南アフリカ産スパークリングワイン。長い熟成により、色はもはやオレンジ色へと変化し、マンゴーやライチ、アップルサイダーを想わせるアロマにイースト香や樽のニュアンスを持ちます。洋ナシや柑橘果実の風味は円熟し、引き締まった酸、細やかな泡と混ざり合う逸品です。大切な方への贈り物、特別な日の乾杯におすすめです。

▷ 生産者ストーリー ワイナリーのオーナー、スミス夫妻は「少量でも素晴らしい、ハンドクラフトなワインを造る」という長年の2人の夢を叶えるべく、成功していた自身のIT企業を売却し異色の転身。また暮らしていたイギリス・ロンドンを離れ、夫婦でワインを作るため、南アフリカに移住し、エルギン・ヴァレーに「エルギン・リッジ」を設立します。 エルギン・リッジでは丹精込めて栽培した自社農園のブドウだけを使用し、決して量産はせず少量のワインを造っています。彼らはこの地で最初にビオディナミ認定（有機農法に哲学的思考をかけ合わせた農法）を取得した自然派ワインのパイオニアでもあり、畑は馬が耕し、害虫はアヒルに食べさせるという、自然や動物と共存したブドウ作りを行っています。 マスター・オブ・ワイン（ワイン界の最高難易度の資格）やワイン関係者からも評価が高く、著名なワインジャーナリストであるジェイミー・グッド氏は、全てのワインに90点以上という高評価を付けています。

▷ ワインのストーリー 非常に高価なシャンパンに比べて、コストパフォーマンスに優れ近年人気が高いのが南アフリカ産です。シャンパンを始め、高品質なスパークリングワインは、冷涼な地域でこそ良いものができます。なんでアフリカ！？と思われるかもしれませんが、南アフリカは、沿岸を南極から北上する寒流が流れるため、沿岸部が非常に冷涼です。特にエルギン・ヴァレーは標高も高く、非常に冷涼です。シャンパンに劣らぬ名産地といえるでしょう。こちらはシャンパンと似た伝統製法を用いて、瓶内熟成も30ヶ月と、シャンパンの規定よりさらに長い熟成期間をとっています。シャンパンでは決してこの価格では味わえない、見事な熟成感をお楽しみください！