ド・トラフォード シュナン・ブラン 2019

樽醗酵・樽熟成させた本格派シュナン・ブラン。果実味とオークのニュアンスが絡み合った複雑な味わいで、骨格の整った深い味わいです。高い酸度と長い余韻も持つ高級感溢れる1本です。

趣味から始めたワイン造り

ステレンボッシュの町の更に高地にある渓谷の頂上（海抜約380m）付近、モン・フルールに位置します。 この山岳ワイナリーの歴史は、1976年にオーナーのデヴィット・トラフォード氏の父がこの辺り一帯の土地を購入したことに始まります。 建築家として活躍していたデヴィット・トラフォード氏は、この地で自らのアトリエを作り設計図を作る傍ら、1983年から小さな畑をつくり、趣味の一環として、家族や友人だけで消費する為のワインを造り始めました。 全くの素人ですので1991年までは、近隣の醸造家のアドバイスを聞き、見様見真似でワイン造りを行っていました。 そして、どんどんその魅力に引き込まれ、遂にはフランス（特にボルドー）で修行を行う間にになりました。趣味で始めたワイン造りが、結果的に彼のライフワークとなって、しまいには建築家としての仕事を一切辞め、本格的にワイン造りを行うようになりました。

ニューヨークタイムズでNo.1に！

2009年1月ニューヨークタイムズWINE＆DINEが25本の南ア産カベルネ・ソーヴィニヨンをランク付けし、トラフォードのカベルネ 04が見事No.1カベルネに選ばれました。しかもめったに出さない4ッ星評価を獲得。 歴史的背景から南アフリカワインの品質向上は他国から遅れを取っていましたが、タイムズ紙がめったにつけない4ッ星評価がこのトラフォード04年につけられ、また他の南ア産カベルネの品質も高く評価されました。

少量生産を貫くブティックワイナリー

現在、3つの畑で栽培されるカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シュナン・ブランは、高い凝縮度とバランスの良い味わいを出すことを目的に収量を最低に抑えて栽培されています。 生産量も僅か3500函程と非常に少なく、ラベリングも古典的な小さなラベリング機で一つ一つ手作業で貼っていきます。 「生産量がとても少ないということは、畑の隅々まで注意を払うことが出来る」とデヴィット氏は言います。