コト・デ・ゴマリス 2020

スペインの秘境リベイロの見事な白ワイン。"何をとってもリベイロで最も素晴らしい"と謳われるワイナリーです。 トレイシャドゥーラ種を主体に、地元でよく造られるブドウ品種がブレンドされています。 華やかな香りと北スペインならではのシャープな酸が心地よく楽しめます。 洋梨、レモン、桃、パイナップル、ミカンの皮に、少し生姜のようなスッと抜ける香り。 これだけ複雑な香りは、見事なブレンドの妙味といえるでしょう。

単にアロマティック、というわけでなく、風味に凝縮感が感じられます。 その分、旨味のきいた和食にもよく合います。醤油にも、生のお魚にも合わせられます。 コト・デ・ゴマリスは、リベイロの筆頭生産者。ぜひ飲んでいただきたいワインです！

▼生産者ストーリー ワイナリー名は「コト・デ・ゴマリス」。 コト・デ・ゴマリスの畑は、修道士の手によりイベリア半島で最初に造られたクロ（石垣）で囲まれたブドウ畑であり、その歴史はなんと10世紀に遡ります。 当時から"リベイロの黄金の道"として知られた銘醸地にワイナリーを構えています。

現オーナーのリカルド・カレイラ氏の父は、世界的にもまだ品質に対する意識が低かった1970年代に、8年の歳月をかけて畑の植え替えを行い、フィロキセラ禍（≒ヨーロッパのブドウ畑を壊滅させたアブラムシによる被害）以前のこの地方のあるべき姿に戻しました。 そうして手をかけた畑によって、ゴマリスでは、ここでしか造れないワイン、土地の個性を表現したワイン造りを行っています。 地ブドウへのこだわりもその一つ。 ジャンシス・ロビンソン氏（有名なワイン評論家）は、フラッグシップの「ゴマリス・エキス」を「このワインを見つけ出してくれたバイヤーに感謝！」と評価しました。 生産の90％が地元で消費される、レアなワインです。