カシー 白 2021

ロゼが9割の生産を占めるプロヴァンスにおいて、白ワインのスペシャリト的産地であるカシー。その中でも、カシーを代表し、カシーを最も体現する生産者です。 柑橘や白い花、ミネラル、南仏ハーブの香り。フレッシュな果実味があふれる生き生きとした味わいです。 牡蠣やタラ、カニなどの魚介類に。料理でいえばなんといっても地元料理のブイヤベース。アクアパッツァや、日本の鍋にも合うでしょう。

1850年から続く、歴史あるドメーヌ

プロヴァンス最高の白はカシーにあり。そしてカシー最高の白はここクロ・サント・マグドレーヌと言っても過言ではないでしょう。 1920年から5世代に亘りワイナリーを経営するザフィロプロ家、現在は5代目のジョナサンが当主兼醸造責任者を務めます。1900年のパリ万博で金賞を獲得し、クロ・サント・マグドレーヌの白ワインは高い名声を誇るようになります。以来、プロヴァンス最高の白ワインとして、その名が知られています。

山風と潮風に吹かれるテラス式畑

クロ・サント・マグドレーヌには2種類の畑があり、1つは地中海に突き出た半島の畑、もう一つは断崖とも言える急斜面に作られた段々畑です。 畑は山から吹き下ろす風や、海から吹き込む風にさらされ、単位面積あたりの生産量は著しく低くなりますが、その分果実の凝縮度は高くなり、プロヴァンス最高峰の素晴らしい白ワインとなります。