グルナッシュ

玉ねぎの甘みと和風出汁の旨味が染み込んだ牛丼には、果実感のしっかりとある、それでいて重たくない赤ワインやロゼワインがベストマッチです。すき焼きに似ていますが、肉の味が前面に出ていること、ごはんと一緒に食べることを考慮して、あまり甘くないワインを選ぶのが良いですね。

鶏肉の旨味、ごぼうの土の風味、にんじんの甘味、れんこんのシャキシャキ感、それをまとめる甘辛い出汁。まさに日本の大地の恵みを一皿で表現したような筑前煮には、その風味を活かすよう、ワインにも似た風味を探す工夫が必要になります。

滑らかで肉厚な茄子の食感、そして豊かな風味が魅力の麻婆茄子は、風味が強くロゼや赤ワインとの相性が良いです。完熟した果実の風味に、スパイシーなアロマのあるワインがあれば、唐辛子の刺激と相まって一体感が増します。

鶏肉やパプリカ、目玉焼きの旨味に甘味、さらにナンプラーや唐辛子のスパイシーな風味と最後にバジルの香りが添えられるガパオライスは、まさに味と香りの宝庫。個性的な味わいですが、ワインは白から赤まで幅広く合わせられます。酸味の穏やかなタイプ、タンニンの少ないタイプのほうが、より相性は良いです。

ガパオライスに合うワインは？

牛肉の旨味、ピーマンの鮮やかな風味、そしてたけのこのシャキッとした食感が楽しい青椒肉絲には、厚みのあるロゼワインや、ピーマンの香りにあわせてやや青さを感じる赤ワインをあわせると良いですね。

青椒肉絲（チンジャオロース）に合うワインは？

甘辛い味付けの肉豆腐には、やや甘めな果実感のある、ジューシーなタイプのロゼや赤ワインがよく合います。肉料理とはいえ柔らかい豆腐も入るので、タンニンは優しめな、ソフトな味わいのワインが良いですね。

ピーマンの風味が活きたピーマンの肉詰めは、今や日本の定番おかずですが、ワインにもバッチリ合います。みんな大好きケチャップソースなら、あまり重たくなく、それでいてジューシーな果実感のある赤ワインがいいですね。ロゼワインももちろん合います。

ピーマンの肉詰めに合うワインは？

鶏肉というと白身肉なので「白ワイン！」と言いたいところですが、トマト味に仕上げることで、合うワインもガラッと変わります。煮込むことでトマトの酸味が飛び、深みが増します。ここにはボディのしっかりしたロゼか、ミディアムボディの赤ワインがベストマッチです。

鶏肉のトマト煮に合うワインは？

ブドウ品種	グルナッシュ 50%/サンソー 30%/クレレット 10%/シラー 10%
原産地	フランス > コート・デュ・ローヌ > タヴェル
原産地呼称	A.O.C.タヴェル
醸造と熟成	醗酵: コンクリートタンクで一晩浸漬、セニエ法熟成: コンクリートタンクで6カ月

生産者	シャトー・ド・セグリエス
ブドウ栽培	減農薬栽培

シャトー・ド・セグリエス